[横歴通信7月]7.09更新

◎7月例会が開催されました。

7月8日(日)1時より横浜開港記念会館で開催
西日本から連日の豪雨による被害が報告される中、横浜では真夏日の猛暑となりました。
その暑さのせいか、ここ数カ月の例会に比べ若干少ない参加者となりました。参加者101名(会員91名、新入会員1名、ゲスト9名)。

◎会長のあいさつ
本日ここ横浜は幸いにもよい天気ですが、西日本では豪雨被害が心配されます。皆さんのご親せきなどで被害に遭われた方はおられませんか?何事もないことを願っています。
一昨日オーム真理教の死刑囚の刑が執行されましたが、その報を聞き事件のことを思い出しました。サリン事件が起きた日、会社に戻ってきた部下の様子がおかしいので顔を見ると、瞳孔が小さくなっていました。すぐさま病院に行かせましたが大事に至らずに済みました。同じようなことが起らないでほしいと思います。
さてこれからの行事ですが、8月4日、横浜大埠頭にあります波止場会館で「こども歴史教室」を開催します。歴史が好きなお孫さんなど周りにおられましたらお誘いください。
また10月13日ですが、第7回の横歴落語会を行います。70名参加いただければ運営費を賄うことができます。9月例会時に改めてお声掛けしますので、ぜひお申し込みをお願いいたします。
本日も新しく会員になられる方に参加いただきました。これで会員数が170名に達します。大変うれしい限りですが、会場の定員は110名となっていますので、つつがない運営を心掛けたいと考えています。

【新会員】本日ご入会いただいた方
川村 直さん

研究発表
中村 康男さん 演題「 浮世絵でお江戸にタイムスリップ 」
―“江戸庶民の暮らしぶり”と“江戸・明治の横浜の様子”を覗き見るー

(午後1時10分~2時10分)
中村さんは初めての発表です。中村さんは地元・青葉区で浮世絵を通じての江戸文化講演や落語など年に30回以上の活動をしています。
江戸の暮らしや文化、経済などを浮世絵を示しながらユーモアたっぷりに語っていただきました。結びは開港当時の横浜の様子など江戸の文化をカタログを見るように楽しくまとめられました。
北村 邦明さん 演題「 香取文書の売券から見える中世の東国 」
(午後2時20分~3時20分)
北村さんが昨年発表された東寺百合文書に残された荘園に関わる売りの形態(本銭返し/年季売り/永代売り)を、香取文書の売券おける実状を時代ごとに精査し、その実態をわかりやすく解説されました。
山本 修司さん 演題 諸説あり!「 島原の乱 」
(午後3時30分~4時30分)質問時間含む
多くの人が知っている「天草の乱」の真相はどこにあるのかを多くの著実や文献から紐解き、どう結論を出すかを参加者に問いかける形で発表されました。山本さんの友人の家で発見された禁令の文書など、わかっていること、これからまだまだ解明されるかもしれないことを明示され、異教と呼ばれた我国におけるキリスト教が世界遺産へとつながる流れを学ぶことができました。

*発表内容の詳しい概略は「例会のご案内」をご覧ください。またレジュメは近日「研究発表」に開示します。

◇8月の行事

8月の例会はありません。
◎8月4日第2回こども歴史教室『関ヶ原の戦いと徳川家康』が開催されます。
2回目は本会子ども会員の東谷慶太君と東瑞喜君の研究発表を行います。場所は横浜大桟橋入口の「波止場会館」が会場になります。
開場12時 開始午後1時 終了予定3時20分 参加対象者:小学生(中学生も可)参加費一人500円
詳しくはご案内のチラシをご覧ください。
⇒こども教室チラシ

◎会報「歴研よこはま」第76号が発刊されました。

6月例会にご参加される会員に無料配布いたしました。例会に参加されなかった方へは各班より郵送されます。なお会報を余分に欲しい方へは1部300円で販売します。編集部へご一報ください

*「会員研究」、「エッセイ」を本ホームページ「研究発表」でもご覧いただけます。

◎各種ご案内の「編集室」の“編集後記”もご覧ください。「編集室のホッとつぶやきNo.1/No.2」を掲載しました。編集の裏話や皆さまとのコミュニケーションを図るエピソードなどを呟いています。今回は会報の印刷屋さんと前会長との思い出などを綴っています。「編集後記」と合わせてお読みください。

◎会報「歴研よこはま」第77号の原稿募集中。

特集テーマは「明治維新」
会報は歴史研究の発表の場です。あなたが日頃研究しているテーマをまとめて掲載しましょう。まとめ方がわからないとか、資料をどうすれば良いかといったことは、編集部にご相談ください。投稿は初めての方も大歓迎です。
〇 特集テーマ「明治維新」及び一般原稿(論文・エッセイ・俳句・短歌・詩など)
〇 原稿締め切りは9月末日  皆様への配布は12月例会日
〇 詳細は会報76号67頁または各種ご案内の会報「歴研よこはま」をご覧ください  
( 編集担当:山本常任理事・高島理事 )

◎これからの横歴スケジュール

9月例会 9月2日(日)
〇瀬谷 俊二郎さん 演題「 第0次世界大戦 」(日露戦争)
〇古谷 多聞さん  演題「 シベリア出兵・SiberianIntervention(前編) 」
〇三觜 行雄さん  演題「 青い眼をした勤王の志士 」~アーネスト・サトウの果たした明治維新への役割~
*詳細は例会案内を参照してください。

*10月例会 10月1日(月)
*伝統芸能を楽しむ会[第7回横歴落語会]10月13日(土)

◎〈会員のサークル〉日美7月例会■狛江の遺跡散歩 
平成30年7月8日(日)開催
狛江の帆立貝式古墳や。万葉集に載る多摩川の麻布晒しの句碑等を見て多摩川流域を歩きます。
◎日美「博多周辺の寺社と史跡めぐり」レポート掲載
5月30日・31日に行われた日本美術史同好会5月例会の斎木会長のレポートを公開しています。
詳しくは会員のサークルをご覧ください。

◎コラム「賢治の古書々々話」をスタート。
本会会員で横浜で古書店を開く中島賢治さんの古本にまつわるお話のコーナーを横歴各種ご案内に掲載しました。
不定期ですが連載の予定です。お楽しみください。

◎6月~7月の展覧会情報 「会員のページ」に掲載しています。