10月の発表は古代、中世、近代とバラエティに富んだ内容です。皆さんの歴史研究へのきっかけは様々ですが、若い頃にふとしたきっかけが思いとして残り、いま自ら解き明かしたいという行動につながっているようです。研究の喜びは槙さんのコメントのように「ああそうだったんだ」にあるようです。散策でふと目にした史跡の案内文にわからずにいた史実が結びついた時の快感、歴史好きにしかわからないでしょうね。
竹内秀一さん 演題「 神奈川の古代直線官道について」
私は小学校のころ、当時の自宅近くの目黒区の東山貝塚で縄文土器を掘ったりして、将来は考古学者になるのが夢でした。
その後どういうわけか銀行員になり、二年前に自由の身になりやっと幼いころの夢であった古代史に浸る生活となりました。
現在青葉区に住んでおり明治の迅速地図を片手に神奈川や多摩の古代の道を探索しています。
吉田友雅さん 演題「 武田信玄の大将として」
私が大学時代、甲府出身の先輩から武田信玄について教えられたことがある。戦国の世に数多いる武将の中で彼がなぜ今なお多くの人に慕われているのか。多くの人材を育て国の力としたその原点は“慈悲”ということだった。半世紀ほどの時を経ても忘れられないその話を確かめたくてひも解いてみた。その奥の深さに感銘している。
槙 良生さん 演題「幕末、維新、そして明治を駆けた宇和島藩」
入会して7年目を迎えました。若いころから歴史は大好きでしたが、最近はインターネットのお陰で歴史を調べることが容易になりました。この会に入会して本当に良かったことは、発表を聞いて「ああ、そうだったのか」と知らないことを発見することです。今回は皆様に「ああ、そうだったのか」と言って貰えるような発表にぜひしたいと思います。
*発表内容の要点は「横歴例会のご案内」をご覧ください。