[横歴通信2月]例会開催

★2月例会開催
★今後の予定
★会報78号ご投稿のお願い
★その他のご案内

◎2月例会が開催されました。4ヶ月ぶり「開港記念会館」に92名が参加。

昨年末の開港記念会館改修工事により使用できなかった「横浜開港記念会館」での久々の開催となりました。日本海側や北日本では降雪による厳しい日が続く中、2月6日横浜は急激な冷え込みと雨模様の天気で平日開催ということもあり、参加者数が心配されましたが、90名を超える数になりました。
参加者92名(会員81名、新入会員2名、ゲスト9名)。

会からのお詫びとお願い
ニュース等でご存知のようにインフルエンザが流行している中、2月の例会は新会長、事務局長が欠席という事態となりました。ご心配をおかけして申し訳ありません。会員の皆さまはじめ関係者の皆さまは健康を損なうことのないようくれぐれもご自愛いただくよう祈念いたします。

開催のあいさつ 加藤名誉会長
木村新会長がインフルエンザに罹り、本日は私が代わりにお話をさせていただきます。ご本人はほぼ回復とのことですが、担当医師から許可が得られないとのことですのでご了承ください。さて1月13日に当会会員川尻悦三さんが亡くなられました。94歳でした。昨年は3回出席、9月が最後でした。会では80歳まで発表されていました。海軍出身(20歳で終戦)のきっちりした弁論で、時間に正確だった発表が思い出されます。近年はご自身の多くの蔵書を会員に進呈されるなどさまざまな貢献をいただきました。ご冥福をお祈りします。
本日の発表は弁論巧者と言えるベテラン3人が発表します。お楽しみいただきたいと思います。

○2月新入会員
岩下修三さん/首藤順蔵さん

◎2月の例会発表。

長尾 正和さん 「 大江広元と息子たち・一族の盛衰 」
蛭田 喬樹さん 「 日本は九州出身? 」
堀江 洋之さん 「伝説に満ちた陰陽師(オンミョウジ)阿倍清明の生涯」
*講演の詳細は例会案内を参照してください。
◎発表の講評 竹村紘一 副会長
私事ですが本日75歳の誕生日でございます。長尾さんのお話で、日本の歴代の武将の寿命について触れておられ毛利元就が75歳没ということで当時としては長寿の部類に入ると思います。現代は当会でも亡くなられた川尻さんのように、80~90でも元気という方がたくさんおられます。健康に留意していればまだまだ頑張れるのではないかと思っています。
◎長尾 正和氏評
近年お話の領域が広くなられ、またレジュメも大変しっかりしています。今日は大江広元とその一族についてですが、彼は北条が政権を獲得する鎌倉初期の大変難しい時代に、頼朝の後進達が滅ぼされる中を実にうまく泳いできた人物だと思います。7男の息子たちがそれぞれ日本各地に功績と名を残しています。その最たるものが毛利季光でしょうか。ここから安芸国吉田荘に渡り、毛利元就が生まれています。これが長州藩にまでつながる祖となります。全てが平安末期から幕末まで至る大変長い話ですがよくまとめられました。
◎蛭田 喬樹氏評
蛭田さんはいつも皆さんが普段耳にされている話とは異なる違う話をされて大変面白い。ですから真剣に聞いていないとその真意がつかめず判らなくなります。他の歴史研究の会でもお話をされていますが、古代天皇の話や豪族の話など面白くかつユニークです。しかしただユニークと言ってもそれが本筋かもしれないという話で、出雲に入ってくるのになぜ九州を通ってくるのかという疑問など、納得のいくことが多かった。当会では大変貴重な存在です。
◎堀江 洋之評
堀江さんは一時健康を害されていましたが、元気に発表いただき良かったです。なによりもあれだけの発表資料を用意されることは大変なエネルギーが必要です(10枚以上のポスターをピンナップ)。安倍晴明は藤原道長に重用されていたとか、天才的な天文博士であったと知られていますが、大変謎の多い人物です。お化けや狐など幼少時代の思いがいまの歴史大好きにつながっているといった話はいいですね。

◎3月の例会発表(3月3日㈰開港記念会館)
大瀬 克博さん 演題「 日本最長の大名家・九州相良藩 」
斎木 敏夫さん 演題「 飛鳥、白鳳時代の斑鳩の里 」
清水 漠さん 演題「 戦国武田氏三代目・武田勝頼 」―その生涯・器量 そして「勝頼伝説」-

*発表の概要は「横歴 例会の案内」をご覧ください。また各氏のプロフィール・近況等は2月中旬にご案内します。

◎今後の主な活動スケジュール

●4月例会…4月7日(日)
●春の歴史散歩…4月21日(日)*概要は3月例会で案内
●5月例会…5月4日(土)
●バスツアー(1泊2日研修旅行)…5月23日(木)・24日(金)*概要は4月例会で案内

◎会報78号ご投稿のお願い

会報は歴史研究の発表の場です。あなたが日頃研究しているテーマをまとめて掲載しましょう。まとめ方がわからないとか、資料をどうすれば良いかといったことは、編集部にご相談ください。投稿は初めての方も大歓迎です。
〇 一般原稿(論文・エッセイ・俳句・短歌・詩など)*今号の特集テーマはありません。
原稿締め切りは3月末日  皆様への配布は6月例会日
〇 詳細は会報77号または各種ご案内の会報「歴研よこはま」をご覧ください
( 編集担当:山本常任理事・高島理事 )

◎その他のご案内

◎日本美術史同好会 3月例会 京都・嵐電沿線の文化財めぐり
●月 日 平成31年3月19日(火)~20日(水)
●集 合 3月19日(火) JR京都駅新幹線八条口 10時20分  時間厳守
一日目 3月19日(火)
千本釈迦堂(大法恩寺)―大覚寺―嵯峨釈迦堂(清涼寺)―愛宕念仏寺―
第2日目 3月20日(水)
二尊院―広隆寺―車折神社―鹿王院
●参加費  ¥30,000円  ※一人一部屋をご希望の方は、35,000円です
●締切 平成31年2月28日(木)指定申込み用紙でお振込み下さい。

◎[公演]「洋の東西、春の目覚め」
当会会員の寺田隆郎さんが出演する伝統芸能の集いが3月23日(土)「横浜にぎわい座」で行われます。社会人落語家として高い実力が知られる鹿鳴家河童こと寺田さんが、日舞や新内、オペラといったお仲間と一緒に芸を披露します。
会場/「横浜にぎわい座」芸能ホール
開演/13時
入場料/1000円
*申込み・お問合せ…090-1777-4718(保坂) mail…norskikaku@gmail.com

➜洋の東西チラシ