＊写真の豆羽子板は当会会員太田重明氏の御尊父が制作されたものです。長さ約7寸。
新春のお慶びをもうしあげます。
令和最初の総会は１月８日(水)ホテル横浜ガーデンにおいて開催されました。朝のうちは雨交じりの不安な天気でしたが、午後になり参加者が集まる頃には晴れ間が見えてきました。
当会は現在会員数１６５名余を数え、今年で創立３８年になります。昨年木村髙久新会長を迎え新しい体制の下、創立４０周年記念まで残り２年という大切な年になりました。この一年を大過なく、楽しく健やかに送れることを会員一同願うものです。
（第１部）2020年度定期総会開催
午後1時～2時10分
「夢のある 楽しい会を」３８年目の新たなスタートを切ります。
司会は上野隆千事務局長(写真)。
三觜行雄副会長の資格確認に続き、雨宮美千代理事の開会の言葉で総会が開始されました。
木村会長の挨拶
「８１歳と１８歳の違いを表すアメリカンジョークにオリンピックに関した話として、“オリンピックに出場したいと思うのが１８歳。オリンピックまで生きていたいというのが８１歳”というのがあります。本年はオリンピックイヤーということですが、輝かしい年であって欲しいと願っています。また今年は我国最初の国史『日本書紀』が養老4年（720）に完成してから1,300年の節目に当たります。あらためて多くの皆さまが歴史や日本史に関心を持って頂けるのではないかと思います。さて当会は2年後2022年に創立40周年を迎えます。役員一同素晴らしい大会が行えるよう頑張ってまいります。皆さまのご協力の程よろしくお願いします。」
木村会長のあいさつに引き続き御来賓の全国歴史研究会主幹・吉成勇さまのご挨拶をいただきました。
●第１号議案から第９号議案まで、議案ごとの説明・審議が進められ全ての議案について賛成多数で可決されました。（議案の内容は定期総会資料をご覧ください）
新たに加わります新役員をよろしくお願いします。
［新任役員の言葉］
新理事 宮崎幸世
「未熟ではございますが、会のために頑張ってまいります。よろしくお願いします。」
新理事 武中正文
「明るく元気にそしてみなさんが楽しんでいただけるよう一生懸命努めます。」
新理事 橋本 誠
「私のモットーでもあります。“明るく楽しく活き活きと”をやれますよう頑張ります。」
最後に「報告事項」として３年連続皆勤賞や会員紹介運動表彰、特別表彰等の会員表彰が行われました。
功績を讃え故 針靖人氏を顕彰する
年度表彰とは別に昨年４月に亡くなられた針靖人氏に、会として長年の功績を讃えクリスタル製顕彰楯を贈りました。会場では「ありがとう 針さん」のタイトルによる事務局長時代の映像を流し在りし日の面影をしのびました。
総会参加者92名（会員89名、新入会員2名、ゲスト1名）
＊本年度の活動計画は会員のページをご覧ください
（第２部）新春発表会
午後2時20分～3時40分
○竹村 紘一さん 演題 『 幕末の重大事件・生麦事件 』
幕末の徳川政権を窮地に追い込む引き金となった「生麦事件」。この英国人殺傷事件は翌年に薩英戦争を引き起こすことになる。そして攘夷一辺倒であった薩摩藩は開国へ舵を切る。やがて英国も薩摩と結んで幕末の外交政策を進め、最後は薩長の倒幕に手を貸すという皮肉な結果となる。開国などという考えが微塵もなかった薩摩がお殿様の行列を乱したという理由で起こした殺傷事件が時代をどう変えたのか竹村氏が熱弁をふるいました。
講演会参加者１０６名
（第３部）新年祝賀会
午後４時４０分～７時１０分 司会は山本理事。
幻のはま寄席の目玉が祝賀会に登場
昨年１０月に開催予定だった「はま寄席」は関東への台風直撃により中止に追いやられました。参加者270名を予定していた運営スタッフは会にとって多くの一般客が加わるイベントだっただけにその無念さを大きなものでした。そこで祝賀会の初っ端に、はま寄席の目玉だった女性お笑いトリオ「ヒョロビリーズ」に登場してもらいました。
三人ともにアマチュア落語のチャンピオンという芸達者、絶妙な間と、笑いを織り交ぜ音曲に合わせたパフォーマンスに会場は沸きました。
そして壇上に会顧問の丹下重明氏とヒョロビリーズの４人で乾杯。
●ヒョロビリーズのコメント
「出演できなかった私達も大変悔しい思いをしました。秋にもう一度はま寄席に出演できればその時は今以上のパフォーマンスで頑張ります。」
フィナーレは横歴への思いを込めて会歌
祝賀会参加者は９７名と過去最高。祝宴はカラオケタイムまで終始盛り上がりを見せていました。終宴は当会会歌を作詞した丹下氏に会歌誕生のエピソードをご披露いただき、参加者全員で会歌を斉唱、竹村副会長の言葉で祝賀会は終了しました。（レポート高尾)
［１月の入会者］
石原裕之さん 外岡篤子さん
２月例会のご案内
２月例会は２月２日（日）横浜開港記念会館で１時から開催されます。
発表者は
真野信治氏「細川藤孝 その謎の出自に迫る」、
佐藤猛夫氏「私が歩いた五街道(甲州街道編)」、
堀江洋之氏「童謡詩人・野口雨情と尊王攘夷の系譜」です。
発表の概要は「例会のご案内」をご覧ください。