5月の例会参加者は77名(会員69名、新入会1名 ゲスト7名)でした。例会後の懇親会は40名の参加があり、例会参加者の半数以上という人気ぶりです。古文書とパソコンの勉強会の申し込みが始まりました。先着順ですのでお早めにお申し込みください。
新入会員
小川眞一さん
現在放送大学の学生で平さんの紹介で入会しました。理系の出身なので歴史は詳しくないのですが、歴史の本を読むのが好きです。合気道は30年前からやっていて学生と一緒の現役です。毎月明治神宮に通い、道場の先生が神道の武道なので武道と神道、鹿島神宮とのつながりや古事記との流れのあたりを調べて研究しています。よろしくお願いします。
今日受付で古文書入門とパソコン教室の案内を配布しました。歴史研究の役に立てるような勉強講座です。古文書はくずし字等、くせがあったりしますが理解できるように講師を呼んで勉強したいと思います。入門から3回の講座の勉強会です。各回50名定員。毎回1000円の参加費でメール・電話で申し込みできます。締め切りは5月15日。パソコン教室はパワーポイントのアプリを使った3回の連続講座です。マイクロソフトのパワーポイントアプリが入っているパソコンを持っている方対象、各自パソコン持参です。マンツーマンで3名の講師、12名定員です。デスクトップしかない方は申し出てください。6月8日の例会日まで受け付けます。今年初めての試みですが積極的に参加をお願いします。
令和6年度横歴バスツアー『新茶の香りの駿河路に家康ゆかりの地を訪ねる』
家康ゆかりの地を巡り、駿河湾の海の幸と名代老舗の名物を楽しみます。今回は春と秋の年間を通して二日間のみ公開される臨済時の見学もあります。家康が幼少期を過した部屋や宝物などを見学して新茶の香りを、駿河湾の望洋を味わってきたいと思います。二日間たっぷりと歴史研修と会員の親睦を図ります。
実施日:令和6年5月19日(日)
~20日(月)
集合時刻:午前8時
(出発時刻:午前8時15分)
集合場所:横浜駅東口
ルミネ前地上広場
宿泊場所:中島屋グランドホテル
旅行委員 佐藤猛夫 090-5771‐8511武中正文 080-2022-9719
雨宮美千代 090-2218-0523
佐藤猛夫さん 演題「私の歩いた五街道:東海道編」
*まずは、五街道を歩いて踏破されたことに敬意を表します。
とても大変なことですが、何がそこまで駆り立てたのでしょうか。一度じっくりお聞きしたいところですが、自分の城廻り経験から推察するに、好きなことをしている満足感と、一歩一歩の達成感、まだ見ぬ景色へのワクワク感ではないかと思います。
そのような苦しい中での楽しさゆえに、聞いている者にもそれが伝搬するのでしょう。思わず引き込まれてしまいました。
特に、自ら撮影した写真を見ながらの説明ですので臨場感も増し、より楽しめました。聞くと23日かかったとのことでしたが、それを1時間余りではもったいない気がしました。これで最後とのことですが、私は初めてでしたのでまた是非お願いしたいものです。
*西日本を訪れる時はいつも新幹線やローカル電車、レンタカーを利用する私には興味深いテーマでした。
品川から京都の三条大橋まで歩いたのは、最初はちょっと信じられませんでした。
道中に利用したおススメの宿泊先や土地独特の食べ物、温泉♨️等のお話も拝聴したいです。
酒井晴雄さん 演題「「生麦事件」から見た19世紀の世界と地域」
*生麦事件を世界史の視点からも深く掘り下げられ、レジュメも詳しく落ち着いた立派な発表であった。異文化の突然の衝突により起こった事件、その対応次第では英国の植民地となる可能性があったという。幕府側、薩摩側、英国側それぞれの対応について詳しく述べられいろんな人の努力があったのかと。それにしても薩摩の狡猾で、したたかな外交交渉を改めて認識させられた。
*レジメの質が高くて、大まかな知識しかない私には非常に勉強になりました。
生麦事件は薩英戦争のきっかけになった事件で、薩摩藩が尊王攘夷から討幕へと方針を転換する分岐点になったという認識しかありませんでした。
今回拝聴した発表の中では、一番興味深いテーマでした。
下垣有加さん 演題「屋島合戦勃発への経緯と流れ」
*下垣さんの屋島合戦の発表は鮮やかな切り口で定石を覆えされギャル口調も小気味よかった。頼朝は平氏を滅ぼす気は無かったのではないか。また義経の屋島出陣は自専であり、源氏方の勝利ではなかったかとという資料に基づいた鋭い観察力はさすがである。
*かなり詳しい知識をお持ちだったので、平安時代にはあまり詳しくない私には新鮮なテーマでした。
一昨年のNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の記憶が脳裏をよぎりました。
古い記録が細かく時系列に纏められていたので、わかりやすく拝聴することができました。